施工事例

Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #366, 2022

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大山エンリコイサム《FFIGURATI #366》2022年

場所:
NADiff a/p/a/r/t(東京・恵比寿)

主催:NADiff a/p/a/r/t [カルチュア・コンビニエンス・クラブ]
アーティスト:大山 エンリコイサム
フォトグラファー:中川 周

※「第22回CSデザイン賞」優秀賞 受賞作品 (https://www.cs-designaward.jp/22th/general.html)

作品コンセプト

1階に書店、地下にギャラリーを併設するショップ「NADiff a/p/a/r/t」で開催した大山エンリコイサムの個展「Paint Blister」に際して、吹き抜け部分の窓ガラスにカッティングシートの作品を設置。
大山の独自のモティーフである「クイックターン・ストラクチャー」のアートワークを建物の形状にあわせてレイアウトしている。窓ガラスの枠を超えてアートワークが施されている部分は、トタン板をモティーフにデザインされた波打つガラス壁に沿うようにカッティングシートが貼られており、建物との一体感が際立つ。
本展は「Paint Blister」(ペイントブリスター)と呼ばれる、塗膜と支持体のあいだに生じる気泡やふくれに着目した展覧会となっており、カッティングシートの施行では通常避けるべきこの気泡(ブリスター)をあえて発生させるために、凹凸のあるシート(C-09(RYUKYU))の上に白いシート(711)を重ねることで、店外からはシート表面の微かなふくれが、店内からはシート裏面の気泡を見ることができる作品となっている。

使用製品