2026年2月23日、
グラフィックデザイナー、永井一正先生のご逝去の報に接し、
謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、
長年にわたり賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。

2012年第17回CSデザイン賞贈賞式
審査委員長である永井一正先生の講評。国際文化会館(六本木)
永井先生と中川ケミカルのご縁は、
43年前、1983年、弊社主催のデザインコンペ、CSデザイン賞の審査をお願いしたことに始まります。
1984年には現在のCSデザイン賞の枠組みの基礎を作ってくださり、
その後、2014年までの31年間、84歳のお年まで、一般部門の審査をお引き受けいただき、
そのかたわらで、2000年には学生部門の設立にもご尽力いただきました。
永井先生の存在なくしては、現在のCSデザイン賞は成立しえなかったのです。
また、CSデザイン賞のシンボルであるポスターデザインは、
1986年第4回から現在にいたるまで40年の間、全て永井先生に手がけていただきました。
全21作品は、こちらのリンクからご覧いいただけます。
▶︎ https://www.cs-designaward.jp/nagaiposter/index.html

2025年作 第24回CSデザイン賞 ポスター 画像
思いがけず、40年目のポスターが最後の作品となってしまいました。
蓮の花を胸に湛えた小さな生き物。
永井先生から、生きとし生けるもの、全ての胸の中に宇宙がある、
というメッセージをいただいたように感じました。
永井先生が他界された今、これを見返せば、
この蓮の花の宇宙を宿す永遠の存在は、まるで先生ご自身かのようで、
“いかに生きるか”ということへの
一つの答えを示していただいたごとく、万感の思いが胸によぎります。
先生が伝え続けてきた、生命へのまなざしとデザインの力を、
私たちはこれからも大切に受け継いでまいります。
永井先生の多大なるご功績に、深く敬意と感謝を表しますとともに、
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
株式会社中川ケミカル

2012年 第17回CSデザイン賞、左から五十嵐威暢(グランプリトロフィーデザイン)、永井一正(審査委員長)、Stone Designs(グランプリ受賞)、中川幸也(中川ケミカル会長、当時社長)
写真:kikutoru 菊岡俊子
