装飾用シートの2つの施工方法
(ガラス面)

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装飾シートの2つの施工方法 装飾シートの2つの施工方法

このページでは、「水貼り」「ドライ貼り」という2つの基本的な装飾用シート施工方法をご紹介します。
基本的な手順と、各施工方法のメリット・デメリットもあわせてご紹介しておりますので、用途に応じて参考にしてください。

「水貼り」について

「水貼り」について

装飾用シートを貼るときに、水を使って貼る方法を「水貼り」と言います。主に位置調整が必要な場合や、透明色など気泡やムラが気になるような素材の場合に用います。
今回は、ガラスにリタック処理した、切り文字を貼っていきます。

水が乾くまでの間、貼る位置を調整・修正できます。大型のシートにおすすめ。
貼り付けて乾燥するまで時間がかる場合があります。

「水貼り」施工の4ステップ

  • ステップ1

    貼り場所をキレイに清掃後、全体に水をスプレーします

    まず、貼り場所をワイパーなどで綺麗に清掃します。その後、貼り場所とシート全体に水をスプレーします。
    (中性洗剤を水に数滴入れておくと貼りやすいです。)

    中性洗剤入りの水 中性洗剤入りの水 市販の中性洗剤と水を
    約1:50の割合で
    混ぜたもの。
  • ステップ2

    貼る位置を調整しながら、シートを貼りつけます

    シートを滑らせながら貼る位置を調整していきます。(滑りが悪い場合は、洗剤の量を増やしてみましょう)

  • ステップ3

    水を抜き出しながら圧着します

    貼る位置が決まったら、シートと貼り付け面の間にある水や空気を「プレスタ」を用いながら抜き出し、圧着していきます。終わったら、シートや周辺の水を拭き取りましょう。

    プレスタ プレスタ シート圧着用のヘラのこと。広い面積のベタ貼りはゴム製のスキージが便利です。
  • ステップ

    リタックシートをはがします

    圧着したら、リタックシートをゆっくりとはがしていきます。(気泡が残ってしまった場合は、カッターで小さな穴を開け指で圧着します)

「ドライ貼り」について

装飾用シートを貼るときに、水を使わずそのままの状態ではる方法を「ドライ貼り」といいます。主に水が使えない被着体や環境の場合に用いる方法です。
今回は、ガラスにリタック処理した、切り文字を貼っていきます。

水を使わないので短時間で貼り付けられます。小さめの切り文字などにおすすめ。
貼り付け後、位置修正などができません。

「ドライ貼り」施工の4ステップ

  • 貼る位置を決めて、仮止めします

    貼る位置を決めて、仮止めします

    装飾用シートを貼付ける位置を決めてから、マスキングテープを利用して、施工面と装飾用シートの左右位置を固定します(ドライ貼りの場合、位置修正ができませんのでご注意ください)。

    マスキングテープ 簡単にはがすことができ後残りもしないため、仮止めに便利です。
  • 裏紙を折り返します

    裏紙を折り返します
     

    裏紙を少しでけめくり、折り返します。
    折り返した部分から貼っていきます。

  • プレスタで、シートを圧着させていきます

    プレスタで、シートを圧着させていきます

    プレスタを使い、シートを圧着させてながら、裏紙を同時めくって、貼り進めていきます。

    プレスタ シート圧着用のヘラのこと。広い面積のベタ貼りはゴム製のスキージが便利です。
  • リタックシートを剥がします

    リタックシートを剥がします
     

    圧着したら、リタックシートをゆっくりと剥がしていきます。(気泡が残ってしまった場合は、カッターで小さな穴を開け指で圧着します)